從つて袋《ふくろ》を製《せい》する事抔も有りしならんと想像《そうざう》せらる。
以上《いじよう》諸種《しよしゆ》の植物質器具は食物其他の物品《ぶつぴん》を容るるに用ゐられしならん。
●日常生活
前々《ぜん/\》より述べ來《きた》りしが如き衣服《いふく》を着《き》、飮食《いんしよく》を採り、竪穴に住ひ、噐具を用ゐたる人民《じんみん》、即ちコロボックル、の日常生活《にちじようせいくわつ》[#ルビの「にちじようせいくわつ」は底本では「につじようせいくわつ」]は如何なりしか、固《もと》より明言《めいげん》するを得る限《かぎ》りには非ざれど試《こころ》みに想像《そうぞう》を畫きて他日精査を爲すの端緒《たんちよ》とせん。
余《よ》は曾てコロボックルは人肉《じんにく》を食《くら》ひしならんとの事を云ひしが、此風習《このふうしふ》は必しも粗暴猛惡《そぼうまうあく》の民《たみ》の間にのみ行はるるには非ず、且つ人肉は决して彼等《かれら》の平常《へいじよう》の食料《しよくれう》には非ざりし事、貝塚の實地|調査《てうさ》に由りて知るを得べければ、此一事《このいちじ》はコロボックルの日常の有樣《ありさま
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