》を考ふに付きて深き據とは爲すべからず
土器《どき》の形状《けいじよう》の爲に種々の意匠《いせう》を廻らし、土器の紋樣の爲に幾多《いくた》の圖案を工夫《くふう》せしが如《ごと》きは土器|製造者《せいざうしや》の心中餘裕有りしを知るに足るべく、土器|使用者《しやうしや》の性質|寧《むしろ》沈着《ちんちやく》なりしを察するに足るべし。余はコロボックルは温和《おんわ》なる生活《せいくわつ》を爲せし者と考ふ
彼等《かれら》は朝《あさ》起《を》きて先づ火焚き塲の火を熾《さかん》にし、食物調理《しよくもつてうり》を爲し、飮食《いんしよく》を終りたる後は、或は食物|原料採集《げんれうさいしう》に出掛け、或は器具製造に從事《じうじ》し、日中の時《とき》を費《つひや》したる後、各※[#二の字点、1−2−22]又我が火焚き塲の傍に集《あつま》り座して且つ談《だん》じ且つ食《くら》ひ、飽《あ》けば即ち横臥《わうぐわ》して漁獵の夢抔を結《むし》びしならん。
男の仕事《しごと》は鳥獸魚《ちようじゆうぎよ》の捕獲《ほくわく》、住居《じうきよ》の建築《けんちく》、石器《せきき》の製造《せいざう》、舟の製造、發火等を
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