土偶と呼ぶ)
(第四)はがき位の大さにて札形のもの。(之を土版と呼ぶ)
此他、用法も詳《つまびらか》ならず、分類も爲し難きもの數品有り。
製法は何れも手づくね素燒《すや》きなり。土質中には多少《たせう》の雲母《きらら》を含《ふく》むを常とす。
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●容器
容器には種々の形有り。一々《いち/\》名状《めいじやう》すべからず。大は口徑一尺餘。小は口徑一寸許り。高《たか》さ厚《あつ》さ亦區々なり。圖版中右の上に畫く所は形状《けいじやう》を主《しゆ》とす、大小の比例は必しも眞の如くならず。色は黒色栗色鳶色カハラケ色等種々有りて表面の精粗《せいそ》も一定《いつてい》せず、製法は圖版中左の下に畫きたるが如し。先づ底面を作り其上に紐形にしたる土を乘せ、周圍《しうゐ》に添《そ》ふて之を段々に螺旋状に積《つ》み上げ、内外兩面を滑《なめら》かに擦《す》りて全形を仕上げ、後種々の裝飾を施《ほどこ》して火《ひ》に掛《か》けたるならん。此順序は遺跡發見物中に存在する造《つく》り掛《か》けの土噐を比較《ひかう》して明かに知るを得るなり。土噐の底面には網代の痕又は木の葉の痕を存するもの
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