》の疑《うたがひ》か有らん
角器の上《うへ》に畫きたるは猪の牙を摩り※[#「冫+咸」、83−上−24]らして作《つく》りたる矢《や》の根形《ねかた》の利噐《りき》なり。此品《このしな》は常陸河内郡椎塚より出でたるものなるが是《これ》と同樣《どうやう》の品《しな》は大森貝塚よりも發見《はつけん》されたり。思《おも》ふに此利噐《このりき》は前に掲《かか》げたる獸骨器と等《ひと》しく、銛《もり》の尖端《せんたん》として用ゐられしものなるべし。
以上の骨器角器牙器は燧石の角にて疵付《きづつ》くる事と、砥石の類に摩《す》り付《つ》くる事とに由りて作《つく》り上げしならん。圖中に畫《ゑが》きたる石器骨器角噐牙噐は皆理科大學人類學教室の藏品なり。
    ●土器
石器時代遺跡より發見《はつけん》さるる土器《どき》は四部に大別するを得。
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(第一)飮食物其他の諸品《しよひん》を容《い》るるに適したる噐。(之を容噐と呼ぶ)
(第二)裝飾《そうしよく》として身に帶《お》びしが如きもの。(之を裝飾品と呼ぶ)
(第三)人の形《かたち》に造《つく》られたるもの。(之を
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