仕事を進めてゆくまた困難なるものがあらう。
小松氏はその作風でみても判るやうに、『原始共産体』の自由精神を闘つてゐれば、福田氏は『ブルジョア革命』を成しとげようとしてゐる。そして吉岡氏は若い『プロレタリア革命』をやらうとしてゐる。然しこれらの日本画壇での三つの心理的革命は、同時的に行はれ一つとして欠けてはならないし、また三氏の個人的な事業ではなく、広く同志の協力の下に完成される事業だと考へる。
大日美術院展の評
北村寿一郎[#「北村寿一郎」に傍点]氏――『残響』造船所を扱つたテーマは良いが、あれほど大作をしなければならない必然性があるかどうか、もつと小さな画面にでも、対象を生かすことができよう。コンクリートの壁の質感は巧みにでゝゐた。菅沢幸司[#「菅沢幸司」に傍点]氏――『芭蕉』こゝでも大作がある。この作は大日美術院賞だが、迫力がある作風と、カスレタ描き方の魅力がある。菊沢栄一[#「菊沢栄一」に傍点]氏――『競馬場所見』『スタート』共に※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2−13−28]画なり。石田吉次[#「石田吉次」に傍点]氏――『端午の河岸』生活
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