る。それゆえ、おもなものは第一巻に集っていることになる。

    第三期の研究

     一六 光と電磁気との関係

 この前、十年間の研究に際して、ファラデーの心を絶えず指導して来たのは、自然界の種々の力は互に関係ありと[#「種々の力は互に関係ありと」に傍点]いうことであった。その一つとして電磁気と光との間[#「電磁気と光との間」に傍点]に何にか関係があるという予想は、ファラデーが五年間休養している間に、段々と円熟して来た。
 ファラデーは健康が回復すると、一八四五年[#「一八四五年」に傍点]には再び研究にかかり、八月三十日[#「八月三十日」に傍点]から電磁気と光との関係につきての実験をやり始めた。
 まず電気分解をなしつつある液体の内に偏光[#「偏光」に傍点]を通して見たのであるが、この際、いかなる作用が起るかを予期しておったかは明かでない。ただ手帳には、
「長さ二十四インチ、幅一インチ、深さ一インチ半のガラス函を取り、この内に電解質の液体を入れ、電気分解をなしつつある間に、種々の条件の下に偏光を通じて試験をした。」
と書いてあるのみである。
 電極には白金を使い、液体には硫酸
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