傍点]起るので、多分実験上、見出し得るだろう」と書き、五日過ぎて[#「五日過ぎて」に傍点]からは、「電気は空気、ガラス等にあっては、みな両極性[#「両極性」に傍点]を有して存在する。金属は導体なるがために、かかる状態を保持することが出来ない」と書いた。
 かように、電気は導体に在るのではなくて、媒介物たる絶縁物内に正負相並んで存在し[#「絶縁物内に正負相並んで存在し」に傍点]、これが導体に接する所[#「これが導体に接する所」に傍点]、いわば境界の所で[#「いわば境界の所で」に傍点]、正なり負なりの電気として現われる[#「正なり負なりの電気として現われる」に傍点]、ということを発見した。
 またファラデーの実験として有名なのに、十二フィートの四角な金網の籠《かご》を作り、これに非常に強い電気をかけても、その内には[#「その内には」に傍点]少しも電気作用が無い[#「無い」に傍点]というのがある。これもこの頃やったので、これらの研究は一八三七年十二月[#「一八三七年十二月」に傍点]と同三八年二月[#「同三八年二月」に傍点]とに発表し、「電気の実験研究」の第十一[#「第十一」に傍点]および第十
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