るとき、既に二種の物に分解している[#「二種の物に分解している」に傍点]ので、電流の通るときにその方向と、反対の方向とに流れ動く[#「流れ動く」に傍点]ため、電極に集るのであることを確かめた。これは一八三三年六月[#「一八三三年六月」に傍点]に発表した。(「電気の実験研究」の[#「「電気の実験研究」の」は底本では「「電気の実験研究の」の」]第五篇[#「第五篇」に傍点])
 次に別種の問題に着手し、金属がガス体の化合をひき起すことを研究した。これは一八三四年正月[#「一八三四年正月」に傍点]に発表した。(「電気の実験研究」の第六篇[#「第六篇」に傍点])
 その年の正月[#「正月」に傍点]の終りから二月[#「二月」に傍点]にかけて、電気分解[#「電気分解」に傍点]に関する大発見が発表された。それは「電気の実験研究」の第七篇[#「第七篇」に傍点]になっているが、まずファラデーは電池の電極を、単に電流の入り口と出口に過ぎないからとて、アノード(昇り道)およびカソード(降り道)という名称[#「名称」に傍点]をつけ、また液体内で分解している物に、アニオン(昇り行く物)およびカチオン(降り行く物)
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