。物理の方では、塩素の液化と電磁気廻転とである。
第二期の研究
六 磁気から電流
ファラデーは電磁気廻転を発見してから、電流と磁気との関係について、深く想いを潜めておった。もちろん、この関係に想いをめぐらしていた者は、ただにファラデーのみでなく、他にも多くあった。その中で成功した一人はスタルゲヲンで、電磁石[#「電磁石」に傍点]の発見をした。鉄心を銅線で巻き、銅線に電流を通ずると、鉄心が磁気を帯ぶるというのである。
かく、電流を用いて磁気を発生することが出来るからには、逆に磁気を用いて電流を起すことも出来そうなもの[#「磁気を用いて電流を起すことも出来そうなもの」に傍点]だと、ファラデーは考えた。前に述べた通り、一八二二年にも、ファラデーは手帳に、「磁気を電気に変えること」と書きつけた。一八二四年十二月[#「一八二四年十二月」に傍点]には、銅線のコイルの内に棒磁石を※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2−13−28]し込んで、いろいろと実験して見たが、結果は出て来なかった[#「結果は出て来なかった」に傍点]。翌二五年十一月にも[#「翌二五
前へ
次へ
全194ページ中120ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
愛知 敬一 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング