じ》れて足踏みをした。
「オレたちのほうは、どうなるんだ。簡単にやってくれえ、急いでいるんだ」
カオルはサト子の腕に手をかけて、
「うるさいわね……ともかく、出ましょうよ。きょうは、いい話があって、伺ったの」
ひきたてるようにして、連れだしにかかると、猪首の女が扉口に立ちふさがって、脅しつけるような声をだした。
「ちょっと待て……そこにいるのは、水上サト子というファッション・モデルだろ。そいつにも、言いたいことがあるんだ。出て行くのは、あとにしてもらおう」
カオルは、わざとらしく、肩ごしに戸口のほうへ振り返ってから、窓際にいるシヅにたずねた。
「あの女レスラーみたいなひとたち、なんなの?」
シヅは眼を伏せて、おどおどしながら、
「横須賀の白百合組のやつらなんですけど」
と、謹んだ調子でこたえた。
カオルは、乾いた眼つきで、まともに女たちのほうを見ながら、
「むかしは、こんなじゃなかった。横須賀の白百合組も、柄がわるくなったわね……いま、なにか言ったようだけど、急ぐ話だから、待ってなんか、いられないのよ」
問題にもしない顔で、つっぱなしておいて、
「さあ」
と、サト子の肩
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