法句經
荻原雲來訳註

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【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)對告衆《あひて》の

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)本書|波梨《ぱーり》語の

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「りっしんべん+喬」、第3水準1−84−61]慢

〔〕:アクセント分解された欧文をかこむ
(例)〔Dharmata_ta〕
アクセント分解についての詳細は下記URLを参照してください
http://aozora.gr.jp/accent_separation.html
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     序

 法句の語は大別して二種の義に解釋せらる、一は法は教の義にして法句とは釋尊の教の文句なり、又他の一は法は本體を詮し、一切萬象の終極の體即ち涅槃の義、而して句の原語は元來足跡の義にして、轉じて道或は句の義となりしものなれば、その原の意味にて道の義と解すれば法句は涅槃への道とも譯せらる、涅槃への道は換言せば覺らす教の意味なり、今は何れにても可なれども、古來漢譯されて人口に膾炙
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