vとを等しからしめる pp[#「p」は下付き小文字][#「p」は底本では「d」] のある値があり、これを、私共は p''t[#「t」は下付き小文字] を見出すに用いたと同一の方法によって、見出すことが出来る。p''p[#「p」は下付き小文字] をこの値とし、π'''b[#「b」は下付き小文字], π'''c[#「c」は下付き小文字], π'''d[#「d」は下付き小文字] ……を既に述べたようにして(第二一一、二一二節)得られた(B)、(C)、(D)……の生産費に等しい販売価格とし、Ω'''p[#「p」は下付き小文字] を需要に等しい(P)の供給とすれば、
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Ω'''p[#「p」は下付き小文字]=Fp[#「p」は下付き小文字](p''t[#「t」は下付き小文字], p''p[#「p」は下付き小文字], p'k[#「k」は下付き小文字] …… π'''[#「'''」は底本では「IV」]b[#「b」は下付き小文字], π'''c[#「c」は下付き小文字], π'''d[#「d」は下付き小文字] ……)
[#ここで字下げ終わり]
が得られる。
 同様にして、
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ΩIV[#「IV」は上付き小文字][#「IV」は底本では「VI」]k[#「k」は下付き小文字]=Fk[#「k」は下付き小文字](p''t[#「t」は下付き小文字], p''p[#「p」は下付き小文字], p''k[#「k」は下付き小文字] …… πIV[#「IV」は上付き小文字][#「IV」は底本では「VI」]b[#「b」は下付き小文字], πIV[#「IV」は上付き小文字][#「IV」は底本では「VI」]c[#「c」は下付き小文字], πIV[#「IV」は上付き小文字][#「IV」は底本では「'''」]d[#「d」は下付き小文字] ……)
[#ここで字下げ終わり]
が得られ、以下同様である。
 二一七 これらすべての行動を終えれば、
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O''t[#「t」は下付き小文字]=Ft[#「t」は下付き小文字](p''t[#「t」は下付き小文字], p''p[#「p」は下付き小文字], p''k[#「k」は下付き小文字] …… p''b[#「b」は下付き小文字], p''c[#「c」は下付き小文字], p''d[#「d」は下付き小文字] ……)
[#ここで字下げ終わり]
が得られる。そして証明せねばならぬことは、供給 O't[#「t」は下付き小文字] が需要 D't[#「t」は下付き小文字] に近似しているよりも、より多くこの供給 O''t[#「t」は下付き小文字] が需要 D''t[#「t」は下付き小文字] に近似していることである。ところで、これはほぼたしからしく見える。けだし、供給を需要に等しからしめる所の p't[#「t」は下付き小文字] から p''t[#「t」は下付き小文字] への変化は直接にその影響を生じ、少くとも(T)の需要に対しては影響の全部を同一方向に生ぜしめるのに反し、この供給と需要とを均等から遠ざける所の p'p[#「p」は下付き小文字], p'k[#「k」は下付き小文字] ……から p''p[#「p」は下付き小文字], p''k[#「k」は下付き小文字] への変化は間接にしか影響を生ぜず、少くとも(T)の需要に対しては、反対の方向のかつある程度までは互に相殺し合う影響を生ずるからである。故に新しい価格 p''t[#「t」は下付き小文字], p''p[#「p」は下付き小文字], p''k[#「k」は下付き小文字] ……の体系は、旧価格 p't[#「t」は下付き小文字], p'p[#「p」は下付き小文字], p'k[#「k」は下付き小文字] ……の体系より均衡に近いのであって、この均衡にますます接近するには、同じ方法に従って変化を継続すればよい。
 ところでこの摸索は、用役の市場において自由競争の制度の下に自然的に行われるものである。けだし、この制度の下に需要が供給より大ならば、人々は用役の価格を騰貴せしめ、供給が需要より大ならば、この価格を下落せしめるからである。
 二一八 均衡が実現されたと仮定すれば、生産物の価格は、
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p''a[#「a」は下付き小文字]=at[#「t」は下付き小文字]p''t[#「t」は下付き小文字]+ap[#「p」は下付き小文字]p''p[#「p」は下付き小文字]+ak[#「k」は下付き小文字]p''k[#「k」は下付き小文字]+ ……
p''b[#「b」は下付き小文字]=bt[#「t」は下付き小文字]p''t[#「t」は下付き小文字]+bp[#「p」は下付き小文字]p''p[#「p」は下付き小文字]+bk[#「k」は下付き小文字]p''k[#「k」は下付き小文字]+ ……
p''c[#「c」は下付き小文字]=ct[#「t」は下付き小文字]p''t[#
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