≠fπ)va[#「a」は下付き小文字]=Gvc[#「c」は下付き小文字], (Hμ=Jρ)va[#「a」は下付き小文字]=Jvd[#「d」は下付き小文字] ……
[#ここで字下げ終わり]
によって表わされる。
(C)、(D)……の所有者も同様の行動をなすであろう。それらは方程式
[#ここから4字下げ]
(Q+G+K+ ……)vc[#「c」は下付き小文字]=(P+Gπ+Kπ+ ……)va[#「a」は下付き小文字]
(Gπ=Fμ)va[#「a」は下付き小文字]=Fvb[#「b」は下付き小文字], (Kπ=Lρ)va[#「a」は下付き小文字]=Lvd[#「d」は下付き小文字] ……
(S+J+L+ ……)vd[#「d」は下付き小文字]=(R+Jρ+Lρ+ ……)va[#「a」は下付き小文字]
(Jρ=Hμ)va[#「a」は下付き小文字]=Hvb[#「b」は下付き小文字], (Lρ=Kπ)va[#「a」は下付き小文字]=Kvc[#「c」は下付き小文字] ……
[#ここで字下げ終わり]
によって表わされる。
一五〇 私はここで、媒介者としての(A)の買とまた売とは、この商品それ自体の価格には何らの影響を与えることなしに行われると仮定した。実際においては、事情はこれと全く異る。各交換者は交換の目的で自分のために貨幣の貯蔵をもち、従ってこれらの条件の下において、商品を貨幣として用いるときは、この価値は影響を受ける。このことについては後に研究するであろう。しかしこの研究を留保しても、貨幣の介在と通貨の介在との間に完全な類似があることが解るであろう。実際二つの方程式
[#ここから4字下げ]
[#式(fig45210_119.png)入る]
[#ここで字下げ終わり]
から
[#ここから4字下げ]
[#式(fig45210_120.png)入る]
[#ここで字下げ終わり]
を引出し得ると同様に、また二つの方程式
[#ここから4字下げ]
(Fμ=Gπ)va[#「a」は下付き小文字]=Gvc[#「c」は下付き小文字], (Gπ=Fμ)va[#「a」は下付き小文字]=Fvb[#「b」は下付き小文字]
[#ここで字下げ終わり]
から、
[#ここから4字下げ]
Gvc[#「c」は下付き小文字]=Fvb[#「b」は下付き小文字]
[#ここで字下げ終わり]
を引出すことが出来る。よって、欲するならば、価値尺度財を捨象して、間接的価格から直接的価格に達し得ると同様に、貨幣を捨象して、間接的交換から直接的交換に到ることが出来る。
[#改ページ]
第十五章 商品の購買曲線と販売曲線。価格曲線
[#ここから8字下げ]
要目 一五一 多数商品の場合は二商品の場合に帰着する。(A)、(B)、(C)、(D)……間の一般均衡。(B)の出現。(B)による(A)、(C)、(D)……の部分的需要曲線。(A)、(C)、(D)……による(B)の部分的需要曲線。(A)、(C)、(D)……の所有者及び(B)の所有者の場合。購買曲線と販売曲線。一五二 比例的減少の条件。一五三 (B)の供給が総存在量に等しい場合。一五四 価格の曲線。一五五 購買曲線と販売曲線は交換方程式から導き出すことが出来る。一五六 一般に唯一の市場価格が存在する。
[#ここで字下げ終わり]
一五一 私が交換方程式に与えた解(第一二七――三〇節)から既に、一商品を価値尺度財として採用すれば、その結果として、多数の商品の交換の場合をある点まで二商品相互の間の交換の場合に帰せしめることが出来、一般均衡の市場価格の決定を簡単にすることが出来るということが出てくる。ここでもまた私は、この単純化が、純粋理論の見地からも、応用理論の見地からも、実践の見地からも、はなはだ重要なことを力説せねばならない。けだし価値尺度財を用いるこの仮定に立てば、我々はますます実際に近づいてくるからである。
(A)を価値尺度財とする。一方において、商品(A)、(C)、(D)……の有効に需要せられた量をそれらの有効に供給せられた量に等しく、P', Q', R', S', K', L' ……であるとし、(A)で表わした(C)、(D)の一般均衡価格 pc[#「c」は下付き小文字]=π, pd[#「d」は下付き小文字]=ρ で交換せられ、または交換せられようとしているとする。他方、市場に(B)商品が現われて、商品(A)、(C)、(D)……と交換せられるとする。
これだけを前提として、多数の者のうちから(B)の一所有者を採って考える。もし、(A)で表わした(B)の価格 pb[#「b」は下付き小文字] すなわち(B)で表わした(A)の価格[#式(fig45210_020.png)入る]において、この所有者が(B)の ob[#「b」は下付き小文字] 量を
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