字]pa[#「a」は下付き小文字])
[#ここで字下げ終わり]
となる。そしてこの方程式の根は極大を示し、極小を示さない。けだし、函数 Φ'a,1[#「a,1」は下付き小文字](q) すなわち φa,1[#「a,1」は下付き小文字](q), Φ'b,1[#「b,1」は下付き小文字](q) すなわち φb,1[#「b,1」は下付き小文字](q) は本質的に減少函数であるから、第二次導函数
[#ここから4字下げ]
φ'a,1[#「a,1」は下付き小文字](da[#「a」は下付き小文字])+p2[#「2」は上付き小文字]a[#「a」は下付き小文字]φ'b,1[#「b,1」は下付き小文字](qb[#「b」は下付き小文字]−da[#「a」は下付き小文字]pa[#「a」は下付き小文字])
[#ここで字下げ終わり]
は必然的に負であるからである。
八三 右に与えた私の証明は、欲望曲線の連続を前提とする。だが我々は、欲望曲線が不連続である場合をも研究せねばならぬ。厳密にいえば、これらの場合には、(一)連続曲線をもつ商品と不連続曲線をもつ商品との交換、(二)不連続曲線をもつ商品と連続曲線をもつ商品との交換、(三)不連続曲線をもつ商品と、同じく不連続曲線をもつ商品との交換の三箇の場合があり得よう。けれども、後に明らかにするように、我々はすべての商品の価値をその価値と関係せしめそしてすべての商品を購い得る商品、従って連続的な欲望曲線をもち得るしもたねばならぬ所の一つの商品を選ぶのであるから、第一の場合だけを研究すればよい。
常例により、(B)の所有者(1)に対する(B)の利用曲線を βr,1[#「r,1」は下付き小文字]βq,1[#「q,1」は下付き小文字](第三図)とし、この人が所有する(B)の量を qb[#「b」は下付き小文字] とする。そして点 a 及び a''' を通る階段形の曲線を、この交換者に対する(A)の利用曲線であるとする。(A)は単位ずつによってしか買い得られないのであるから、そして pa[#「a」は下付き小文字] は(B)で表わした(A)の価格であるから、(B)は pa[#「a」は下付き小文字] に等しい量によってしか売られない。もし長さ da[#「a」は下付き小文字]d''a[#「a」は下付き小文字] 及び da[#「a」は下付き小文字]d'''a[#「a」は下付き小文字]
前へ
次へ
全286ページ中107ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
手塚 寿郎 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング