煤up」は下付き小文字]' は二つの坐標軸を切ると仮定せられている。けれども需要曲線が存在量の双曲線と一致し、これらの坐標軸に漸近線をなす極端な場合をも研究せねばならぬ。
 例えば Ad[#「d」は下付き小文字]Ap[#「p」は下付き小文字] が双曲線 Da[#「a」は下付き小文字]pa[#「a」は下付き小文字]=Qb[#「b」は下付き小文字] と一致し、(B)はあらゆる価格においてすべて供給せられるとすると、方程式〔1〕は、
[#ここから4字下げ]
[#式(fig45210_031.png)入る]
[#ここで字下げ終わり]
となる。これは点 Qb[#「b」は下付き小文字] を通る曲線と曲線 KLM とが交点 πa[#「a」は下付き小文字] において交わることを示す。ただし
[#ここから4字下げ] 
[#式(fig45210_032.png)入る] すなわち pa[#「a」は下付き小文字]=∞
[#ここで字下げ終わり]
なる場合の解を考慮外に置く。
 そして、方程式〔2〕は、
[#ここから4字下げ]
Qb[#「b」は下付き小文字]=Fb[#「b」は下付き小文字](pb[#「b」は下付き小文字])
[#ここで字下げ終わり]
となる。これは、曲線 Bd[#「d」は下付き小文字]Bp[#「p」は下付き小文字] と、ON'=Qb[#「b」は下付き小文字] の距離を保って価格の軸に平行に引いた直線 N'P'Q' との交点が πb[#「b」は下付き小文字] にあることを示す。
 七〇 最後に、もし二商品がすべての価格で供給せられるとすれば、同時に
[#ここから4字下げ]
[#式(fig45210_033.png)入る]
[#ここで字下げ終わり]
となるべく、これらは pa[#「a」は下付き小文字],pb[#「b」は下付き小文字] を次のような値とならしめるであろう。
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[#式(fig45210_034.png)入る]
[#ここで字下げ終わり]
だから、この最後の場合には、二商品は純粋に単純に存在量に反比例して交換せられる。すなわち次の方程式に従って交換せられる。
[#ここから4字下げ]
Qa[#「a」は下付き小文字]va[#「a」は下付き小文字]=Qb[#「b」は下付き小文字]vb[#「b」は下付き小文字]
[#ここで字下げ終わり]
そして容易に認め得られるよう
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