當《ほんたう》だよ、卯平等《うへいら》も仕事《しごと》ぢや強《つを》かつたが、そりや強《つえ》えとも、そんだが此《こ》ら根性《こんじやう》やくざだから、疫病《やくびやう》くつゝいて太儀《こは》くつて仕《し》やうねえなんて、それから俺《お》れ、確乎《しつかり》しろツちへばどうも下痢《くだ》つちや力《ちから》拔《ぬ》けて仕《し》やうねえ、うん/\なんて唸《うな》つて、そんだがあん時《とき》にや嚊《かゝあ》は可哀相《かはいさう》なことしたな世間《せけん》の奴等《やつら》卯平《うへい》は嚊《かゝあ》に崇《とつつか》れべえなんちから心配《しんぺえ》すんなつて俺《お》れ云《ゆ》つたんだな、そんだが此《こ》ら根性《こんじやう》ねえから、俺《お》ら心配《しんぺえ》するもな大嫌《だえきれえ》だ、それ、心配《しんぺえ》しねえで一|杯《ぺえ》引《ひ》つ掛《か》けろつちんだ」爺《ぢい》さんは幾《いく》らでも乘地《のりぢ》になつてまくしかけた。
「さうだよおめえ、酒《さけ》の座敷《ざしき》でむつゝりしてるもな有《あ》るもんぢやねえ」
「婆《ばあ》さまの手《て》だつておめえ酒《さけ》ぢや酩酊《よつぱら》あからやつ
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