》から青竹《あをだけ》の棚《たな》に添《そ》うて敷《し》いてある筵《むしろ》を渡《わた》つて徐《おもむろ》に廻《まは》る。彼等《かれら》はそれをお山廻《やままは》りといふのである。相互《さうご》に踉蹌《よろ》けながら踊《をどり》とも何《なん》ともつかぬ剽輕《へうきん》な手足《てあし》の動《うご》かしやうをして、蓄《たくは》へて置《お》いた一|年中《ねんぢう》の笑《わらひ》を一|時《じ》に吐《は》き出《だ》したかと思《おも》ふ程《ほど》の聲《こゑ》を放《はな》つて止《と》めどもなくどよめいた。遂《つひ》には列《れつ》が亂《みだ》れて互《たがひ》に衝突《しようとつ》しては足《あし》を踏《ふ》んだり踏《ふ》まれたりして、一人《ひとり》が倒《たふ》れゝば後《あと》から/\と折重《をりかさな》つて一《ひと》しきり同《おな》じ處《ところ》に止《と》まつてはがや/\と騷《さわ》いだ。彼等《かれら》は殆《ほとん》ど冷却《れいきやく》しようとしつゝある肉體《にくたい》の孰《いづ》れの部分《ぶぶん》かに失《うしな》はれんとしてほつちりと其《その》俤《おもかげ》を止《と》めて居《ゐ》た青春《せいしゆん》の血
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