は》ね出《だ》してみんな幹《から》の下《した》に潜《もぐ》り込《こ》んで畢《しま》ふ。三|人《にん》が一|遍《ぺん》大豆《だいづ》の幹《から》を踏《ふ》んで渡《わた》つたら幹《から》がぐつと落付《おちつ》いた。
おつぎは晝餐《ひる》の支度《したく》の茶《ちや》を沸《わか》した。三|人《にん》は食事《しよくじ》の後《あと》の口《くち》を鳴《な》らしながら戸口《とぐち》に出《で》てそれから栗《くり》の木《き》の陰《かげ》に暫《しばら》く蹲《うづく》まつた儘《まゝ》憩《いこ》うて居《ゐ》た。
「おや/\まあ、こつちの方《はう》はえゝこつたなあ、大豆《でえづ》でもかうだにとれて」おつたは小柄《こがら》な身體《からだ》を割合《わりあひ》に大股《おほまた》に運《はこ》んで妙《めう》な足拍手《あしびやうし》を取《と》りつゝ這入《はひ》つて來《き》た。勘次《かんじ》はちらと見《み》て栗《くり》の木《き》の幹《みき》を後《うしろ》にした儘《まゝ》俯向《うつむ》いて畢《しま》つた。おつたは更《さら》に介意《かいい》ないやうな態度《たいど》でずつと戸口《とぐち》へ行《い》つて、斜《なゝめ》に肩《かた》へ掛
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