んぺえ》して居《ゐ》たんだが、丁度《ちやうど》此《この》村落《むら》にえゝ鹽梅《あんべえ》貸《か》してもえゝつち家《うち》有《あ》るつちもんだから、序《ついで》だと思《おも》つて見《み》て來《き》たが、此處《こゝ》からぢやあつちの方《はう》のそれ知《し》つてべえ仕切《しき》つて貸《か》すつちんだから、俺《お》ら其處《そこ》さ入《え》れてえと思《おも》つて、おそこそ聞《き》いて見《み》たんだが借《か》りんのにや保證人《ほしようにん》無《な》くつちや駄目《だめ》だつちから、近《ちか》くぢやあるしおめえに保證《ほしよう》に立《た》つて貰《もれ》えてえと思《おも》つてな」
「厭《や》だよ俺《お》らそんなこと」勘次《かんじ》は慌《あわ》てたやうにいつた。
「そんぢや仕《し》やうねえな、どうしてだんべなまた、折角《せつかく》彼《あれ》が身《み》も堅《かた》まんだからさうして呉《く》れゝばえゝんだがな」おつたはがつかり投《な》げ掛《か》けた態度《たいど》でいつた。
「箆棒《べらぼう》、家賃《やちん》でも滯《とゞこほ》つた日《ひ》にや、俺《お》れ辨償《まよ》はなくつちや成《な》りやすめえし、それこさあ
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