》した樣《やう》に一|日《にち》熱心《ねつしん》に仕事《しごと》に屈託《くつたく》して見《み》たり、又《また》勘次《かんじ》に對《たい》する自棄《やけ》から酒《さけ》も飮《の》んで見《み》たりした。酒《さけ》といつても知《し》れた分量《ぶんりやう》であるが、それでも藁《わら》一筋《ひとすぢ》づつを刻《きざ》んで行《ゆ》く仕事《しごと》の儲《まうけ》にのみ手頼《たよ》る彼《かれ》の懷《ふところ》を悲《かな》しくした。卯平《うへい》は其※[#「麾」の「毛」にかえて「公」の右上の欠けたもの、第4水準2−94−57]《そんな》果敢《はか》ない仕事《しごと》でも、彼《かれ》の身體《からだ》が滯《とゞこほ》りなく又《また》勘次《かんじ》との間《あひだ》が融和《ゆうわ》されて居《ゐ》るならば彼《かれ》は好《す》きなコツプ酒《ざけ》の一|杯《ぱい》を傾《かたむ》ける序《ついで》に、酒《さけ》を壜《びん》に買《かつ》て勘次《かんじ》に與《あた》へることさへ不自由《ふじいう》を感《かん》じもしなければ、惜《を》しむこともないのであつた。勘次《かんじ》も疲勞《ひらう》した日《ひ》の夕方《ゆふがた》には唐鍬《
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