の子《こ》でもそれから廿《はたち》に成《な》るものでも皆《みな》前垂《まへだれ》を掛《か》けて居《ゐ》る。前垂《まへだれ》がなければ彼等《かれら》の姿《すがた》は索寞《さくばく》として畢《しま》はねば成《な》らぬ。彼等《かれら》は足《あし》に合《あ》はぬ不恰好《ぶかつかう》な皺《しわ》の寄《よ》つた白《しろ》い足袋《たび》を穿《は》いて居《ゐ》る。遠國《ゑんごく》の山《やま》から切《き》り出《だ》すのだといふ模擬《まがひ》の重《おも》い臺《だい》へゴム製《せい》の表《おもて》を打《う》つた下駄《げた》を突《つ》つ掛《か》けて居《ゐ》るものもある。彼等《かれら》は其《そ》の年齡《ねんれい》に應《おう》じて三|人《にん》五|人《にん》と互《たがひ》に手《て》を曳《ひ》きながら垣根《かきね》の側《そば》や辻《つじ》の角《かど》に立《た》つて居《ゐ》ては思《おも》ひ出《だ》した時《とき》に其處《そこ》ら此處《ここ》らと移《うつ》つて歩《ある》くのである。彼等《かれら》は只《たゞ》朋輩《ほうばい》と共《とも》に立《た》つて居《ゐ》ることより外《ほか》に「まち」というても別《べつ》に目的《もくてき
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