》となく忙《いそが》しげであつて、それも少時《しばし》の間《ま》に何處《どこ》でも草木《さうもく》の葉《は》が硬《こは》ばつたり傷《きず》ついたりして一|切《さい》が只《たゞ》がさ/\と混雜《こんざつ》して畢《しま》つた。さういふ處《ところ》へ季節《きせつ》の冬《ふゆ》は厭《いや》でも行《ゆ》き渡《わた》らねばならないのであるがそれでも暖《あたゝ》かい日《ひ》があつたり、冷《つめ》たい日《ひ》があつたりして冬《ふゆ》は只管《ひたすら》躊躇《ちうちよ》しつゝ地上《ちじやう》に沈《しづ》まうとした。さうして霜《しも》を一|度《ど》偃《は》はせて見《み》た。凡《すべ》ての草木《さうもく》は更《さら》に慌《あわ》てた。地味《ぢみ》な常磐木《ときはぎ》を除《のぞ》いた外《ほか》に皆《みな》次《つぎ》の春《はる》の用意《ようい》の出來《でき》るまでは凄《すご》い姿《すがた》に成《な》つてまでも凝然《ぢつ》としがみついて居《ゐ》る。冬《ふゆ》は復《ま》た霜《しも》を偃《は》はせて見《み》た。恐《おそ》ろしく潔癖《けつぺき》な霜《しも》は其《そ》の見窄《みすぼ》らしい草木《さうもく》の葉《は》を地上《
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