ぼう》に長《なが》くつてな」といつて又《また》
「はあえゝえゝえゝ」と左《さ》も氣《き》の乘《の》つたらしく
「奧《おく》の博勞《ばくらう》さん何處《どこ》で夜《よ》が明《あ》けた、廿三|坂《さか》七つ目《め》で」と愉快《ゆくわい》な聲《こゑ》で唄《うた》つた。
「夜引《よびき》すつ時《とき》にや人間《にんげん》も眠《ねむ》つたく成《な》りや馬《うま》も眠《ねむ》つたく成《な》つてな、石坂《いしざか》だから畜生等《ちきしやうら》がくたり/\はあ、なんぼにも歩《ある》かねえな、そん時《とき》にや、おうい一つどうだね遣《や》つゝけちやあと許《ばかり》でなあ、博勞等《ばくらうら》ぞろ/\繼《つなが》つて來《く》んだから、峯《みね》の方《はう》でも谷底《たにそこ》の方《はう》でも一|度《ど》に大變《たいへん》だあ、さうすつと駒《こま》つ子奴等《こめら》ひゝんなんてあばさけてぱか/\ぱか/\と斯《か》う運《はこ》びが違《ちが》つて來《く》らな、皆《みんな》おつかげばかし喰《く》つ附《つ》いてたの引《ひ》つ放《ぱな》して來《く》んだから足《あし》が不揃《ふぞろ》ひだなどうしても、それに坂《さか》が
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