へ縫《ぬひ》つけて、それから扱帶《しごき》を襷《たすき》にして結《むす》んだ長《なが》い端《はし》を後《うしろ》へだらりと垂《た》れて居《ゐ》る。扱帶《しごき》は踊《をどり》の手《て》を描《ゑが》く度《たび》毎《ごと》に袂《たもと》と共《とも》にゆらり/\と搖《ゆ》れる。男《をとこ》は少《すこ》し亂暴《らんばう》に女《をんな》の身體《からだ》にこすりつきながら踊《をど》る。女《をんな》は五月繩《うるさ》い時《とき》には一時《ちよつと》踊《をどり》の手《て》を止《や》めて對手《あひて》を叱《しか》つたり叩《たゝ》いたり、然《しか》も其《その》特性《とくせい》のつゝましさを保《たも》つて拍子《ひやうし》を合《あは》せ乍《なが》ら多勢《おほぜい》の間《あひだ》に揉《も》まれつゝ同《どう》一|線《せん》を反覆《はんぷく》しつゝ踊《をど》る。漸次《ぜんじ》に人勢《にんず》が殖《ふ》えて大《おほ》きな輪《わ》の内側《うちがは》に更《さら》に小《ちひさ》な輪《わ》が描《ゑが》かれた。太鼓《たいこ》が倦怠《だれ》れば
「太鼓《たいこ》が疎《おろ》かぢや踊《をどり》もおろかだ」と口々《くち/″\》に促《
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