うぐは》使《つけ》え骨《ほね》折《おれ》つからつて仕事《しごと》畢《しま》つちや一|合《がふ》位《ぐれえ》引《ひ》つ掛《か》けて直《す》ぐ行《い》つちやあんだつちけが、それ今日《けふ》は早《はや》くから來《き》てたんだつちきや、店《みせ》のおとつゝあに聞《き》いたな俺《お》ら」噺手《はなして》は自分《じぶん》が先《ま》づ興《きよう》に入《い》つた樣《やう》に又《また》いつた。
「俺《お》ら今日《けふ》うめえ處《とこ》聞《き》いつちやつたな」
「何《なん》だつて云《ゆ》つけ」
「酷《ひ》でえ阿魔《あま》だ、夕飯《ゆふめし》も何《なに》も仕《し》やうありやしねえなんてな、獨《ひと》りでぐうづ/″\云《ゆ》つてな、そんで與吉《よきち》こと何遍《なんべん》も迎《むけえ》に遣《や》つてな、さうすつとあの與吉《よきち》の野郎《やらう》また、今《いま》直《すぐ》に饂飩《うどん》饗《ふるま》つてよこすとう、なんてのたくり/\歸《けえ》つて來《く》んだ、さうすつと又《また》駄目《だめ》だ汝《わ》りや復《ま》た行《い》つて來《こ》う、直《すぐ》に來《こ》うつて云《ゆ》ふんだぞなんて怒《おこ》つた見《み》て
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