の汗ばみて汚れなむことを恐れけるとかや、後になりてぞ聞き侍りし
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からたちの荊棘《いばら》がもとにぬぎ掛くる蛇の衣にありといはなくに

篠のめをさわたる蛇の衣ならばぬぎて捨てむにまたも着めやも

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比叡の山のいたゞきなる四明が嶽にのぼりて雨にあひ、草の茂りたる中を衣手しとゞに沾れて八瀬の里へ下らむと、祖師堂のほとりに出づ、杉深くたちこめたる谷をうしろに白木槿のやうなる花のさきたる樹あり、沙羅雙樹といふといふ、耳には馴れたれども目にはいまはじめてなり、まして花のさかりなれば珍らしきこと極りなし、暑さを冒してきたりけるしるしもこそありけれとてよみける
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比叡の嶺を雨過ぎしかばうるほへる杉生がもとの沙羅雙樹の花

杉の樹のしみたつ比叡のたをり路に白くさきたる沙羅雙樹の花

比叡の嶺にはじめて見たる沙羅の花木槿に似たる沙羅雙樹の花

暑き日を萱別けなづみ此叡の嶺にこしくもしるく沙羅の花見つ

倭には山はあれども三佛の沙羅の花さく比叡山我は

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八月四日、法隆寺を見に行く、田のほとりに、あらたに梨をう
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