た丘の木の下萱のさやけくもあるか
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おなじく北の陵へまかる途にて
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向井野の稗は穗に出づ草枕旅の日ごろのいや暑けきに
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北の陵にて
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物部の建つる楯井の陵にまつると作れその菽も稗も
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舳の松より海原をうちわたす雲の立ちければ
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雨ないたくもちてなよせそ茅淳《ちぬ》の海や淡路の島に立てる白雲
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住吉の松林を磯の方にうちいでゝよめる
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住吉の磯こす波の夕※[#「さんずい+和」、第4水準2−78−64]の鷺とびわたれ村松がうれゆ
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三十日、西京なる東山のあたりを行くとて清閑寺の陵にいたるみちすがらよみける
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さびしらに蝉鳴く山の小坂には松葉ぞ散れるその青松葉
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三十一日、比叡山のいたゞきにのぼりて湖のあなたに田上山を望むに、折柄山のうへなる空に雲のむら/\とうかび居たれば
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比叡の嶺ゆ振放みれば近
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