て、おひ持ちて我をい行けと、ひた走せに走せても行かむを、から臼なすふとしき君が、ほゝたぶら秤にかけ、しりたぶら秤にかけ、七はかり八はかりかけ、切りそけて我に負はしめ、負はしめもいざ、

    七月短歌會

那須の野の萱原過ぎてたどりゆく山の檜の木に蝉のなくかも

豆小豆しげる畑の桐の木に蜩なくもあした涼しみ

    露

あまの川棚引きわたる眞下には糸瓜の尻に露したゞるも

芋の葉ゆこぼれて落つる白露のころゝころゝに※[#「虫+車」、第3水準1−91−55]のなく

    青壺集

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わすれ草といふ草の根を正岡先生のもとへ贈るとてよみける歌并短歌
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久方の雨のさみだれ、おぼゝしくいや日に降れば、常臥にやまひこやせる、君が身にいたもさやれか、つねには似てもあらずと、玉梓の知らせのきたれ、葦垣のみだれて思へど、投左のとほくしあれば、せむ術もそこに有らねど、はしきやし君が心の、慰もることもあらむと、吾おくるこれの球根は、春邊はしげき諸葉の、跡もなく枯れてはあれども、鑛は鎔くる夏にし、くれなゐの花の蕾の、一日に一尺に生ひ、二日に二尺に延び、
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