とふ宵の春雨はあすさへ降れどよしといふ雨

春雨に梅が散りしく朝庭に別れむものかこの夜過ぎなば

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宵すぐるほどに雨やみてまどかなる月いづあすはよき日と思はれければ
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しば/\も裝ひ衣ぬぎかへむあすの夜寒くありこすなゆめ

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なほ思ひつゞけゝる
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柞葉の母が目かれてあすさらばゆかむ少女をまもれ佐保神

夜をこめてあけの衣は裁ちぬひし少女が去なば淋しけむかも

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四月十七日、雨ふる、うらの藪のなかへ入りてみるに※[#「木+綏のつくり」、第3水準1−85−68]の木の芽いやながにもえ出でたり、亡師のもとへとし/″\におくりけるものを、いまはそれもすべなくなりぬ
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朝さらずつぐみなくなる我が藪の※[#「木+綏のつくり」、第3水準1−85−68]の木みればもえにけるかも

春雨の日まねくふればたらの木のもえてほうけぬ入りも見ぬとに

たらの木のもゆらくしるく我が藪の辛夷の花は散りすぎにけり

しもと刈るわが竹藪のたらの木は伐らずぞおきしもえば折るべく

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