春雨に濡れつゝたらは折らめどもをりきと告げむ人のあらなく
藁つゝみたらの木の芽はおくらまく心はいまは空しきろかも
めでぬべき人もあらぬに徒にもえぞ立ちぬるそのたらの木を
をらゆればすなはちもゆるたらの芽のまたも逢ふべき人にあらなくに
春雨のしき降る藪のたらの木のいたくぞ念ふそのなき人を
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『馬醉木』に題する歌并短歌
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うちなびく春の野もせに、とりよろふしどみの木と、馬醉木とをありとあらずと、非ずとは人はいへども、ありと思ふしどみが花は、いつしばの落葉がしたに、ふし芝のかれふがなかに、馬の蹄ふりはふりとも、利鎌もて刈りは刈りとも、しかすがにしゞににほひて、うらもなく吾めづる木の、まぐはしみ吾みる木ぞ、しどみの木あはれ、
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短歌
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春の野にさかりににほふしどみの木あしびと否と我はおやじと
春の野にい行かむ人しいつくしきしどみの花は翳してを見らめ
雉子なく春野のしどみ刺しどみおほにな觸りそその刺しどみ
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わが知れる三浦氏は眞宗の僧なるが、五月の初に男子をう
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