しもえけり

つく/\しもえももえずも大形の小松が下に行きてかも見む

つくしつむ方も知らえず大形に行きてを見なむ昔見しかば

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二月五日筑波山に登る、ふりおける雪ふかゝりければ足の疲れはなはだしくおぼえぬ、その夜のほどによみける歌九首
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足曳の山をわたるに惱ましみい行かじものを山がおもしろ

柞葉のはゝそのしばのしば/\も立ちは休らふ山の八十坂

蘖《ひこばえ》のたぐひて行かむ人なしにひとり越ゆれば惱ましき坂

さや/\に利鎌さしふるしもと木のなよ/\しもよ山路越ゆれば

草枕旅ゆきなれし吾なれど山坂越せばいたし足うらは

つくば嶺にこりたく※[#「木+無」、第3水準1−86−12]《ぶな》のもゆるなす思ひかねつゝ足はなやみぬ

肉むらの引かゆがごとも思ほえて脛のふくれのいたましき宵

桑の木の木ぬれをはかる青蟲のかゞめて居ればいたき足かも

小衾のなごやが下にさぬらくのすが/\しもよ足疲れゝば

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三月十四日、妹とし子あすは嫁がむといふに、夕より雨のいたくふりいでたれば
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さきはひのよし
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