だがただわたしのように醜い者を要求するだけのことです。その満足はささやかなものだが、わたしが受けることのできるのはそれだけのものですから、それに甘んじます。それはなるほど、全世界から切り離された怪物どもではあるでしょうが、そのためになおさらおたがいに愛着を感じるでしょうよ。二人の生活は幸福ではないでしょうが、それは害にはならないもので、いま感じているみじめさからはのがれられるでしょう。おお! わたしを造ったあんたにお願いする、わたしをしあわせにしてください。一つだけ恩恵を施して、わたしに感謝の気もちを向けさせてください。誰か人間から同情してもらえるということを、わたしにわからせてください。この要求を斥けないてください!」
 私に心を動かされた。自分が同意したことから起りうる結果か考えると身慄いしたが、怪物の言うことにも一理はあると感じた。その話や、いま表わした感情は、こまやかな気もちをもった者であることを証拠立てたし、また造った者としてできるだけ幸福の分けまえを与えてやる義務があるのではなかろうか。私の気もちが変ったのを見て、怪物は話をつづけた、――
「もしも同意していただけるとしたら
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