に傍点]以上は有たない――そして同一の百万クヲタアの穀物を有つであろう。しかしそれが一クヲタアにつき四|磅《ポンド》ではなく五|磅《ポンド》で評価される結果は、穀物及び諸貨物の価値の一部分を、その以前の所有者から地主に移転することとなるであろう。かくて地代は価値の創造であるが富の創造ではない。それは国の資源には何物をも附加せず、それは国をして陸海軍を維持し得せしめない。けだし、その土地がより[#「より」に傍点]優等の質であり、かつ地代を生み出さずに同一の資本を用い得る場合には、国ははじめてより[#「より」に傍点]多くの基金を自由に処分し得ることとなるのであるからである。
 かくてシスモンディ氏及びビウキャナン氏が――というのは両者の意見は実質上同一であるから――地代をもって純粋に名目的な価値であるとし、かつ国民的富に対する何らの附加をもなすものではなくして、単に地主にとってのみ有利であり、それに比例して消費者にとっては有害な価値の移転に過ぎないとしたのは、正しかったと認められなければならない。
(一四五)マルサス氏の『研究』の他の部分において彼は曰く、『地代の直接原因は、明かに、粗生生
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