れるからそれ以下には下落し得ない最低価格を、生産費が決定することを、吾々は知った。』第二巻、二六頁。
 彼は後に曰く、鉱山の発見以来金に対する需要は供給よりも更により[#「より」に傍点]大なる比例で増加したので、『財貨で測ったその価格は、十対一の比例では下落せずして、単に四対一の比例で下落したに過ぎなかった。』換言すれば、その自然価値の下落に比例しては下落せずして、供給が需要に超過したのに比例して下落した(註)。――『あらゆる貨物の価値は常に、需要に正比例し供給に反比例して騰貴する[#「あらゆる貨物の価値は常に、需要に正比例し供給に反比例して騰貴する」に傍点]。』
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(註)もし現実に存在すると同じ金及び銀の分量がありながら、これらの金属がただ什器や装飾品の製造にのみ用いられるならば、それは豊富となり、そして現在よりも極めてより[#「より」に傍点]低廉になるであろう。換言すれば、それを何らかの他種の財貨と交換するに当って、吾々は今に比例してそのより[#「より」に傍点]大なる分量を与えざるを得ないであろう。しかしこれらの金属の多量が貨幣として用いら
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