通用していたに過ぎない。すべての巨額の支払はおそらく銀でなされたが、それは特に紙幣及び銀行業の作用が当時ほとんど理解されていなかったからである。この削減された銀貨の量は、削減されない貨幣のみが用いられた場合に流通界にあるべき銀貨の量を、超過し、従ってそれは削減されたと同様にまた減価した。しかしそれに続く所の、金が法貨であり銀行券もまた支払の用に当てられた時期においては、削減された銀貨の量は、削減された銀貨がない場合に流通すべかりし所の、造幣局から出て来たばかりの銀貨の量を超過しなかった。だから貨幣は削減されはしたけれども減価しなかったのである。ビウキャナン氏の説明はややこれと異る。彼は補助貨は減価しそうにもないが本位貨は減価すると考えている。国王ウィリアムの治世においては銀は本位貨であり、そのためにそれは減価した。一七七四年には、それは補助貨であり、従ってその価値を維持した。しかしながら、減価は、通貨が補助貨であるか本位貨であるかということには依存せず、それは全然その量が過剰であるということに依存するのである(註)。
[#ここから2字下げ、折り返して3字下げ]
(註)最近議会で、ロオダ
前へ
次へ
全691ページ中596ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
リカードウ デイヴィッド の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング