がこの問題に完全に精通していることを示している。
[#ここで字下げ終わり]
 地代の問題を検討するに当って、吾々は、穀物の供給の増加と、その結果たるその価格の下落とのあるごとに、資本がより[#「より」に傍点]貧弱な土地から引去られ、そして当該時に、何らの地代も支払わないより[#「より」に傍点]良い種類の土地が、穀物の自然価格を左右する標準になるということを、見出した。一クヲタアにつき四|磅《ポンド》ならば、より[#「より」に傍点]劣等な質の土地――第六等地と名附けよう――が耕作されるであろう。三|磅《ポンド》一〇シリングならば第五等地、三|磅《ポンド》ならば第四等地が耕作され、以下これに準ずる。もし穀物が、永久的豊富の結果として、三|磅《ポンド》一〇シリングに下落するならば、第六等地に投ぜられた資本は、投ぜられなくなるであろう。けだし、たとえ地代を支払わなくとも、それが一般利潤を取得し得るのは、穀物が四|磅《ポンド》の時に限られるからである。従って資本は引去られ、それをもって、第六等地で栽培された穀物総量が購買され輸入されるべき貨物の製造に向けられるであろう。その資本はかかる用途におい
前へ 次へ
全691ページ中437ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
リカードウ デイヴィッド の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング