から資本を引去ってそれをより[#「より」に傍点]有利な職業に投ずる時を与えんがために、漸次に逓減する関税率が採用さるべきであろう。外国穀物が無税で輸入されるべき価格は、その現在の限度たる八〇シリングから年々一クヲタアにつき四シリングまたは五シリング減少し、ついにそれが五〇シリングに達せしめらるべきであろう。その時には港は安全に開かれ、制限制度は永久に廃止され得るであろう。この幸福な事件が起った時には、自然を強いる必要はもはやなくなるであろう。国の資本と企業とは、我国の自然的地位や国民性や政治的制度によって、吾々の卓越に適当する産業部門に向けられるであろう。ポウランドの穀物及びカロライナの原棉は、バアミンガムの器物及びグラスゴウのモスリンと交換されるであろう。真正なる商業精神、すなわち永久的に諸国民の繁栄を確保する精神は、独占という暗い浅薄な政策とは全然両立し得ない。地球上の諸国民は、同一王国の諸地方に類する、――自由にして束縛されざる交通が、そのいずれにおいても全般的並びに地方的な利益を齎すものである。』この全論文は極めて注目に値する。それは極めて教示に富み、上手に書かれ、そして、筆者
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