々として人の腸を斷つに足れり」に白三角傍点]。侯亦豈多少の感動なきを得むや[#「侯亦豈多少の感動なきを得むや」に白三角傍点]。况むや[#「况むや」に白三角傍点]、參政韓圭咼は歔欷流涕の餘殆ど喪心し[#「參政韓圭咼は歔欷流涕の餘殆ど喪心し」に白三角傍点]、元老趙秉世は阿片を呑で自殺し[#「元老趙秉世は阿片を呑で自殺し」に白三角傍点]、前參政閔泳煥は精神逆上して狂死したるを見るをや[#「前參政閔泳煥は精神逆上して狂死したるを見るをや」に白三角傍点]。然れども皇帝は侯の剴切周到なる説明によりて、協約締結の止む可からざるを了悟し、終に各大臣に命じ、韓國及び皇室の位地面目に利益ある修正を施すを條件として日本の大使と商議せしめたるに、侯は啻に其の修正案の全部を容れたるのみならず、更に皇帝の直接の希望に應じて新たに一條を加へたりき。第五條の日本政府は韓國皇室の安寧と尊嚴を維持するを保證すといふもの是れなり。尋で侯は韓國統監に任ぜられ本年三月を以て京城に駐剳したれば、皇帝は待つに師父の禮を以てし、且つ各大臣に諭して、萬機總て侯の指導に從はしめたり。是に由て之れを見れば[#「是に由て之れを見れば」に白丸
前へ
次へ
全497ページ中99ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
鳥谷部 春汀 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング