黨首領は」に傍点]、亦黨の一機關たるに過ぎざるを以て[#「亦黨の一機關たるに過ぎざるを以て」に傍点]、先づ政黨ありて而る後に首領あれども[#「先づ政黨ありて而る後に首領あれども」に傍点]、獨り立憲政友會に在ては[#「獨り立憲政友會に在ては」に傍点]、總裁は即ち立憲政友會にして[#「總裁は即ち立憲政友會にして」に傍点]、立憲政友會ありて而る後に總裁あるに非ず[#「立憲政友會ありて而る後に總裁あるに非ず」に傍点]。報知記者伊藤侯を評して、日本政黨界のルイ十四世といひたるもの誠に當れり。
自由黨は立憲政友會に合同すと稱して解黨したり。既に合同といへば立憲政友會は對等なる位地に於て自由黨を迎へざる可からず。而も立憲政友會の組織は、個人の加入を許すと雖も、對等なる團體の合同を許さず。則ち舊自由黨が自ら合同と稱すと雖も、立憲政友會に於ては、唯だ舊自由黨員たりし各個人の加入を認むるのみ。顧ふに政友會の最大多數は舊自由黨員たるを見るに於いて、事實上政友會の大幹部は隨つて舊自由黨たる可きは無論なり。されど伊藤侯の意思は即ち政友會の意思にして、舊自由黨は之れに柔順なる服從を表するの外、何等の意思もなき勢
前へ
次へ
全497ページ中49ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
鳥谷部 春汀 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング