するの場合に在り」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]彼は自己の利害の爲に[#「彼は自己の利害の爲に」に白丸傍点]、沈默の必要を知るの聰明あればなり[#「沈默の必要を知るの聰明あればなり」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]之れを要するに彼れの政界に於ける去就進退は極めて單純なり※[#白ゴマ、1−3−29]而も世間彼れを風雲變幻の魔術師の如くに想像するは何の滑稽ぞ。(三十一年九月)

     星亨の自由黨

      (一)政治的喜劇
 横濱埋立事件は極めて簡短なる問題なり※[#白ゴマ、1−3−29]其性質より見れば土木問題なりと謂ふ可く、其利害より見れば個人問題なりと謂ふ可く、又其範圍より見れば地方問題なりと謂ふ可し※[#白ゴマ、1−3−29]唯だ斯くの如きのみ※[#白ゴマ、1−3−29]其一得一失何ぞ曾て天下の公是非と關せむや※[#白ゴマ、1−3−29]而も此の事件の眞相一たび世間に暴露せらるゝや、忽焉として茲に政治的喜劇の舞臺を開展したりき※[#白ゴマ、1−3−29]種々の脚色は幾多の人物に依て描かれ、醜陋唾棄す可きもの、滑稽笑ふ可きもの、拙劣憐む可きもの紛々として舞
前へ 次へ
全497ページ中466ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
鳥谷部 春汀 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング