、1−3−29]是れ所謂る知つて言はざる大智者を學ぶに在る乎[#「是れ所謂る知つて言はざる大智者を學ぶに在る乎」に白丸傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]將た彼は議論よりも實行を主とするを以て平生の務とするに由る乎[#「將た彼は議論よりも實行を主とするを以て平生の務とするに由る乎」に白丸傍点]。
彼れ往時英國の某大學に在て法律を修む※[#白ゴマ、1−3−29]偶々試驗あり、教授課するに『英國憲法の眞相』といふの論題を以てす※[#白ゴマ、1−3−29]彼れ秒時に立案して、之れを教授に示す※[#白ゴマ、1−3−29]其文唯だ『英國憲法は世界無比の良憲法なり』との一句を記するのみ※[#白ゴマ、1−3−29]教授呆然、其餘りの無意義なるに驚き、之れを彼れに詰る※[#白ゴマ、1−3−29]彼れ曰く、先生の英國憲法を説く千言萬語の多きを以てすと雖、其要點は則ち此一句に外ならず※[#白ゴマ、1−3−29]何ぞ別に詳述するを須ゐむやと※[#白ゴマ、1−3−29]是れ一場の逸話に過ぎざるも、彼れの政治論は大抵此試驗答案の如く、曾て煩瑣なる理窟を捏ねずして、唯だ疎枝大葉の議論を爲す※[#白ゴマ、1−3−2
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