#白ゴマ、1−3−29]其想像の過度なる、殆ど滑稽突梯に陷ると雖も、彼に對する想像の奇なるは其不人望の方面に於ても亦同一なり。見よ彼れが將に歸朝せむとするや、或は曰く彼れの歸朝は政界の一大恐慌なり[#「彼れの歸朝は政界の一大恐慌なり」に傍点]、其進退は天下の大問題なりと[#「其進退は天下の大問題なりと」に傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]或は曰く、彼れは内閣を強迫して歸朝せり[#「彼れは内閣を強迫して歸朝せり」に傍点]、内閣は彼れを覊束するの威力なきなりと[#「内閣は彼れを覊束するの威力なきなりと」に傍点]、其状恰も敵國來襲を報ずる警戒の如し。既にして彼れの歸朝するや、彼れの言動は極めて沈靜なり※[#白ゴマ、1−3−29]彼れ曰く余にして若し求むる所あれば、何時にても入閣するを得可し※[#白ゴマ、1−3−29]余は唯だ求むる所なきのみ※[#白ゴマ、1−3−29]余は一憲政黨員として此際に努力せむと欲するのみと※[#白ゴマ、1−3−29]此に於て乎彼れを崇拜するもの[#「此に於て乎彼れを崇拜するもの」に白丸傍点]、彼れを信用せざるもの[#「彼れを信用せざるもの」に白丸傍点]、共に彼れを暗
前へ 次へ
全497ページ中452ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
鳥谷部 春汀 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング