角傍点]、在野黨の盟主たる大隈伯に向ては[#「在野黨の盟主たる大隈伯に向ては」に白三角傍点]、其の宜しく改進黨との關係を絶ちて各派合同の疏通に便ならしむべきを説きたり[#「其の宜しく改進黨との關係を絶ちて各派合同の疏通に便ならしむべきを説きたり」に白三角傍点]。是れ一篇の眼目なりき。公は此意見を以て直接間接に朝野の政治家を指導するに努めたるは言ふまでもなく、大勢亦久しからずして、遂に半ば公の意見を實現し、自由黨は公然政府黨と爲り、改進黨其餘の各派は、相合同して進歩黨を組織するに至りき。
然れども公は唯だ至公至誠を以て時局に處し[#「然れども公は唯だ至公至誠を以て時局に處し」に白丸傍点]、未だ曾て政權爭奪の渦中に陷りたることあらず[#「未だ曾て政權爭奪の渦中に陷りたることあらず」に白丸傍点]。故に二十九年松隈内閣成るや[#「故に二十九年松隈内閣成るや」に白丸傍点]、公は文部大臣の候補に擬せられ[#「公は文部大臣の候補に擬せられ」に白丸傍点]、切に入閣を慫慂せられたりと雖も[#「切に入閣を慫慂せられたりと雖も」に白丸傍点]、公は固辭して之れを受けざりき[#「公は固辭して之れを受けざりき」
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