り、其の他間接直接に立憲政友會の創立に與かりたるものは、孰れも所謂當代の名士にして、其自ら揚言する所を聞けば、遖ぱれ憲政の完成を期するを以て任と爲し、私利を謀らず、獵官を願はざる忠誠明識の政治家なるものゝ如し。余豈其の醇駁を判じ[#「余豈其の醇駁を判じ」に傍点]、清濁を斷ずといはむや[#「清濁を斷ずといはむや」に傍点]。
且つ政友會の總裁たる伊藤侯は、久しく既成政黨の弊害を憂へ、屡々公私の集會に臨みて之れが矯正の必要を唱へたるを見るに於て、其の今囘自ら起て立憲政友會を組織したるもの、蓋し亦平生の理想を行はむと欲するに外ならじ。余は此の點に於て深く侯の志を諒とし[#「余は此の點に於て深く侯の志を諒とし」に傍点]、唯熱心に侯の成功を祷ると共に侯の幕下に集まれる諸君子が[#「唯熱心に侯の成功を祷ると共に侯の幕下に集まれる諸君子が」に傍点]、始終善く侯の指導に服從し[#「始終善く侯の指導に服從し」に傍点]、以て國家の爲めに侯の志を成さしめむことを望むや極めて切なり[#「以て國家の爲めに侯の志を成さしめむことを望むや極めて切なり」に傍点]。有體にいへば[#「有體にいへば」に傍点]、余は不幸にし
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