傍点]、私情を去て公議に依り[#「私情を去て公議に依り」に傍点]、舊來の情誼を棄てゝ斷然伊藤内閣反對の側に立ち[#「舊來の情誼を棄てゝ斷然伊藤内閣反對の側に立ち」に傍点]、公然其非を鳴らさざるを得ざるに至れりと[#「公然其非を鳴らさざるを得ざるに至れりと」に傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]何等正大の辭ぞ※[#白ゴマ、1−3−29]彼れ豈他の伊藤派と其心事を同うするものならむや※[#白ゴマ、1−3−29]

      自任に高き人
 松方内閣組織せらるゝに及び、人あり彼れを誘ふに文部大臣の椅子を以てす※[#白ゴマ、1−3−29]彼れ冷然之れを拒絶して敢て應ぜず※[#白ゴマ、1−3−29]客あり彼れに逢ふて其理由を問ふ※[#白ゴマ、1−3−29]彼れ曰く、余は學習院長として今方に其改革に從事しつゝあり※[#白ゴマ、1−3−29]華族教育は余に於て最大の職任にして、且つ最重の義務なり※[#白ゴマ、1−3−29]何ぞ此れを棄てゝ一伴食大臣の地位を望まむやと※[#白ゴマ、1−3−29]蓋し彼れは何時なりとも内閣大臣たるを得るの自信を有する者なり※[#白ゴマ、1−3−29]故に彼れは他の一般野
前へ 次へ
全497ページ中410ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
鳥谷部 春汀 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング