伊藤攻撃の策より出でたりといふものあり※[#白ゴマ、1−3−29]是れ實に彼れの心事を誤解したるの太甚しきものなり。彼は伊藤侯の政略こそ初めより非難もしたれ、一個人としての伊藤侯に對しては、常に敬愛の心を以て之れを待つは、彼れの自ら明言する所なり※[#白ゴマ、1−3−29]彼れ辯妄書に於て其心事を吐露して曰く、篤麿が私交上に於て伊藤伯[#「篤麿が私交上に於て伊藤伯」に傍点]※[#始め二重括弧、1−2−54]當時は伯爵たり※[#終わり二重括弧、1−2−55]に對するの情實に師父に對するの情に異らざるもの在て存す[#「に對するの情實に師父に對するの情に異らざるもの在て存す」に傍点]、篤麿一個の冀望に於ては[#「篤麿一個の冀望に於ては」に傍点]、伊藤伯の統督する内閣をして過誤なき内閣たらしめ[#「伊藤伯の統督する内閣をして過誤なき内閣たらしめ」に傍点]、伊藤博文伯をして維新の元勳立憲國大首相たるの擧措あらしめむと欲するに外ならず[#「伊藤博文伯をして維新の元勳立憲國大首相たるの擧措あらしめむと欲するに外ならず」に傍点]※[#白ゴマ、1−3−29]然れども今や篤麿は[#「然れども今や篤麿は」に
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