3−29]請ふ少しく余をして彼れが成功の原因を説かしめよ。
學堂の成功
學堂が成功の一原因は、政治家の凖備と修養とを怠らざる[#「政治家の凖備と修養とを怠らざる」に二重丸傍点]是れなり※[#白ゴマ、1−3−29]顧ふに藩閥の諸老は、大抵立憲大臣としての伎倆なく、取て代る可きの後進政治家も、未だ經國の大才と認む可きもの實際に出現せずして、到る處夜郎自ら大なりとするの斗※[#「竹かんむり/悄のつくり」、第3水準1−89−66]漢が、紛々として互ひに短長を爭ひ、雌雄を問ふを見るのみ※[#白ゴマ、1−3−29]稱して政治家といふと雖も、未だ知らず、政治家たるの準備と素養あるもの果して幾人ぞ※[#白ゴマ、1−3−29]夫れ經國の大才は難し※[#白ゴマ、1−3−29]學堂亦嘗て此れに當るの實力を世間に示したることあらず※[#白ゴマ、1−3−29]故に世間唯だ彼れを大言壯語の虚才として、寧ろ之れを譏笑する多しと雖も、彼れは大言壯語を以て世間を虚喝すると同時に[#「彼れは大言壯語を以て世間を虚喝すると同時に」に白丸傍点]、其平生の抱負を苟且にせずして[#「其平生の抱負を苟且にせずして」
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