自由黨は決して閣下に向て政權分配を要求するの權利あるものに非ず」に傍点]、何となれば最初より無條件提携を約して[#「何となれば最初より無條件提携を約して」に傍点]、後日に其の報償を要求するは[#「後日に其の報償を要求するは」に傍点]、是れ分明に詐僞を自白するものなればなり[#「是れ分明に詐僞を自白するものなればなり」に傍点]、さりながら閣下と自由黨との提携は本來主義政見の一致より成りしにも非ず、又肝膽相許し意氣相投じたる結果にも非ずして、唯だ一時の利害に依りて偶然相合したるに過ぎざるを以て、其の提携の亦利害に依りて破るゝに至るも自然の勢なりと謂はざる可からず、而して星亨なる人物は實に自由黨の代表者として、前には閣下と共に詐僞の政治的約束を締結し、後には謂れなき報償を強請して閣下を陷擠せむと試むるの主謀者なり。
 彼は曾て剛腹破廉耻の議長として衆議院を除名せられたるほどの不名譽の人物なり、今こそ自由黨の專制君主として、凶炎赫灼たれども、是れ自由黨の無能力なるが爲にして、必らずしも彼れの資望獨り高きが故に非ず、現に憲政黨内閣時代に於て、時の自由派大臣は、彼れが外務大臣たらむとする野心を牽制
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