智力を以て指導せらる」に白丸傍点]。故に伯に在ては智力と一致せざる道徳は愚なり[#「故に伯に在ては智力と一致せざる道徳は愚なり」に白丸傍点]、智力より生ぜざる勇氣は暴なり[#「智力より生ぜざる勇氣は暴なり」に白丸傍点]、智力に伴はざる感情は痴なり[#「智力に伴はざる感情は痴なり」に白丸傍点]。眞の道徳[#「眞の道徳」に白丸傍点]、眞の勇氣[#「眞の勇氣」に白丸傍点]、眞の感情は智力を本位としたるものにして[#「眞の感情は智力を本位としたるものにして」に白丸傍点]、智力は眞なり[#「智力は眞なり」に白丸傍点]、美なり[#「美なり」に白丸傍点]、善なり[#「善なり」に白丸傍点]、絶對的尊貴なり[#「絶對的尊貴なり」に白丸傍点]。故に伯は智者を服すれども、勇者を服する能はず、血性家を服する能はず。是れ伯の勢力圈の甚だ狹かりし所以なり。
然れども伯の智力本位は、其の人格の色彩輪廓を瞭然たらしむるを以て伯と相見るものは伯に於て一の僞善を認めず[#「其の人格の色彩輪廓を瞭然たらしむるを以て伯と相見るものは伯に於て一の僞善を認めず」に白丸傍点]、心々直に相印するの感を生じて[#「心々直に相印するの
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