」に白丸傍点]、財を吝まず[#「財を吝まず」に白丸傍点]、勞を厭はずして[#「勞を厭はずして」に白丸傍点]、八面應酬の活動を繼續せり[#「八面應酬の活動を繼續せり」に白丸傍点]。見よ伯の門前は日々殆ど市を爲すに非ずや。何時にても三十人以上を饗するの食膳は準備しつゝありといふに非ずや。其毎年議會開會前後に於ける憲政本黨員の饗應のみにても、外務大臣の夜會に劣らざる莫大の費用を抛つ上に、或は觀菊の會といひ、或は早稻田大學の卒業式といひ、或は遭難紀念會といひ、孰れも毎年一定の期節に於て貴顯紳士を早稻田の庭園に招待するの慣例なれば、其の費用は亦少なからざるべし。此頃全國商業會議所聯合會の開會したるを機とし、盛宴を張て其の議員を饗應したる如き、亦甚だ勉めたりと謂ふ可し。或る好事者流あり、伯の生活の贅澤なる殆んど王侯を凌ぐの勢あるを見て、竊に財源を探究したるに、伯は遠く手を英國の倫敦市場に延ばして巧に銀塊相場に從事しつゝあるの事實を傳聞し、頗る其の大膽の財政規模に驚きたりとの説あり。惟ふに是れ或は齊東野人の説たるに過ぎざるべきも、伯の財政が世上の疑問となるを見るに就ても[#「伯の財政が世上の疑問とな
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